
愛知県一宮市のインテリアショップ、木工房すえひろで、「低いテーブルと椅子のくらし展」が、2025年5月24日(土)から6月15日(日)まで開催されます。モノ・モノ代表によるギャラリートークのほか、三重・萬古焼のかもしか道具店による「土鍋ご飯と器を楽しむ会」、木曽・開田高原にあるそば工房「霧しな」による乾麺そばのアレンジレシピ料理教室など、和食に関するイベントも目白押しです。
店主からのメッセージ
お店はこんなところ
当店は愛知県一宮市にある、木の家具と暮らしの雑貨を扱うお店で、カフェも併設しています。以前は一宮市の末広という場所で営業していまして、2004年から「せんい団地」に移転しました。
せんい団地は、繊維関係の卸売り商業団地として約60年前に造成された地域です。趣のある渋いビルが80以上並んでいて、公園もいくつかあり緑豊かで広い空と建築物も楽しめます。当店の建物も3階建ての歴史あるビルを増改築し、大切に使っています。木の扉を開け中に入ると、心地よい木の香りが漂い、森林浴をしているような気持ちになれるお店です。
お店に並んでいる家具は、全て植物性のオイル仕上げで仕上げています。木の質感、色味をそのまま楽しむことができ、メンテナンスしながら長く愛着を持って使っていただくことができます。実際に木にふれて、座ってみたり、手でなでてみたりして、自分にぴったりの家具を五感で感じながら選んでいただけたらうれしいです。
その木の家具屋に併設する形で、2006年に“konon”という喫茶コーナーも2階に併設。“konon”という名前は、「木の音」と書き、木の質感や温もりを感じてほしいという想いから名付けました。無垢の木の家具の魅力を、もっとたくさんの方に知ってもらいたくて、お店では家具の販売のほかに、作家さんによる器や雑貨、洋服など、暮らしに寄り添うアイテムも扱っています。
モノ・モノの低座椅子との出会い
当店では20年以上前から高さ62cmの半円形状のテーブルと、それに合わせたゆったりしたダイニングチェアを展示販売しています。「ゆったりとくつろぐことができれば、食事を楽しむこともできるこのテーブルと椅子にしてよかった」と好評をいただいます。
そして昨年(2024年)、モノ・モノのショールームに伺い、ずっと気になっていた角のないテーブルとトヨさんの椅子、男の椅子などを実際に体感させていただきました。
トヨさんの椅子に座り、秋岡芳夫さんの思いを継いで活動されている、モノ・モノ代表の菅村大全さんのお話を聞かせていただいている間、とても心地よい、いい時間を過ごすことができました。視線が低くなると、自然と心も落ち着き、ゆったりとくつろげる!あらためて低座の家具の良さを再認識しました。
この心地よさをぜひお店でも紹介させていただきたいと、このたび「すえひろ流・ニッポンの暮らし展」を開催させていただく運びとなりました。
モノ・モノの菅村さんによるギャラリートークのほか、三重・萬古焼の窯元・かもしか道具店による「土鍋ご飯と器を楽しむ会」、木曽・開田高原にある天空のそば工房「霧しな」による乾麺のそばのアレンジ料理教室など、和食に関する関連イベントが目白押しです。ぜひ会場へお越しください。
木工房すえひろ 中島ひとみ
期間中のイベント
会期中、以下の連動イベントを開催します。お申込みやお問合せは、店舗へ直接おたずねください。
ハンドショッピングのすすめ〜器と家具の選び方

消費社会にいち早く警鐘を鳴らし、生活文化の見直しを説いた工業デザイナー、秋岡芳夫。彼が残した数多くのメッセージの中から、身体尺度(ヒューマンスケール)にもとづいたモノ選びのコツをご紹介します。
日時:5月24日(土)第1部 11:00~12:00、第2部 14:00~15:00
会費:1,000円(ドリンク、小菓子、文庫本付き)
定員:各10名(予約制)
語り:菅村大全(モノ・モノ主宰)
POP UPイベント「すえひろ流・ニッポンの暮らし展」



開催場所
〒491-0873 愛知県一宮市せんい3-9-7
名鉄バス「せんい団地」または「せんい4丁目」バス停徒歩3分、駐車場あり