熊谷市の家具店「たなかじま家具店」で、モノ・モノの低座椅子をテーマとした企画展「新和風のすすめ」が開催されます。期間中は、秋岡芳夫の「男の椅子」をはじめ、モノ・モノの家具が全点展示されます。近隣にお住まいの方は、この機会に低座ダイニングの居心地のよさをぜひ体験してみてください。
店主からのメッセージ
たなかじま家具店は1951年、建具・家具の製造を行う田中島木工所として創業しました。現在は木の家具、天然素材にこだわった様々な暮らしの道具を販売しています。
私たちは家具の役割を《心地よい暮らしを支える道具》だと考えています。中でも椅子は体を預け、緊張した気持ちを解放する重要な道具と考えておりますので、お一人お一人の使い方や目的、座り方に合わせて椅子を選び、最適な高さにして椅子をご案内しています。
現代社会では人の暮らしは常に忙しく、大きなストレスを受けています。そんな日々の中では、体と心を開放しリラックスして過ごす時間はとても大切なものになっています。
今回『モノ・モノの低座椅子』の体験会を開催するにあたり、日本の歴史や風土、日本人の生活様式、食事のスタイルなどにあった自分らしい暮らしを再発見していただく一助になれば幸いです。高さ37センチ、ゆったり座れる大きな座面の低座椅子に座り、くつろぎの座り心地と空間の広がり、見える世界の違いを体験しにお出かけください。
たなかじま家具店店主 田中島偉邦
(イベント告知PDF[640KB])
期間中のイベント
会期中、以下の連動イベントを開催します。お申込みやお問合せは、店舗へ直接おたずねください。
ギャラリートーク
工業化社会にいち早く警鐘を鳴らし、生活技術の回復を説いた工業デザイナー、秋岡芳夫。彼の最晩年の著作から住まいや家具に関する言葉をご紹介します。また、低座椅子の生まれた背景についてもお話しします。来場者には写真の書籍『新和風のすすめ』をもれなく進呈します。
『新和風のすすめ』復刊記念トークイベント
~秋岡芳夫が唱える「一机多用」の暮らし~
4月30日(土)10:30~12:00 定員6~8名程度(予約制)
参加費:無料
講師:菅村大全(モノ・モノ主宰)、笠原嘉人(家具デザイナー)
※新型コロナウイルスの拡大状況によって、中止となることがあります。
木工ワークショップ
高さ15cmの小さな椅子を木槌と接着剤を使って組み立てます。フレームが完成したら、オイルを塗り、カラーリボンを使って座面を編みます。完成した椅子はお子さんの人形遊びやスマートフォンのスタンドとして使えます。材料は埼玉・三富地区のコナラを使用します。広葉樹や椅子にまつわる話もあり、木の家具の背景を学ぶことができます。講師は家具デザイナーの笠原嘉人さんがつとめます。
里山の木でつくる「ミニチュア椅子」
5月21日(土) 10:30~12:30
定員4名(予約制・小学生以上) 参加費4,400円(税込)
※新型コロナウイルスの拡大状況によって、中止となることがあります。
開催場所
埼玉県熊谷市広瀬490-1
秩父鉄道「ひろせ野鳥の森駅」から徒歩8分・駐車場完備