名古屋市・カンナ家具店 「新和風のすすめ」 巡回展開催のお知らせ

愛知県名古屋市の「カンナ家具店」でモノ・モノの低座椅子をテーマとした巡回展「新和風のすすめ」が、2021年10月1日(金)~10月15日(金)まで開催されます。

主催
カンナ家具店
開催日時
2021年10月1日(金)~10月15日(金) 10:00~15:00 定休日:日曜日
開催場所
愛知県名古屋市東区相生町14-1
お問合わせ
052-933-6268
男の椅子

名古屋市の家具店「カンナ家具店」で、モノ・モノの低座椅子をテーマとした企画展「新和風のすすめ」が開催されます。期間中は、秋岡芳夫の「男の椅子」をはじめ、モノ・モノの家具が全点展示されます。近隣にお住まいの方は、この機会に低座ダイニングの居心地のよさをぜひ体験してみてください。

店主からのメッセージ

名古屋城東部の「文化のみち」エリアにカンナ家具店はあります。「文化のみち」はここ10年でずいぶん様変わりしましたが、江戸時代は名古屋城と共に栄え明治以降は文化人や実業家が集まり、それぞれの時代の歴史的建造物が残る街です。

カンナ家具店は、築90年の古い倉庫で、奥に木工機械を置き作業場に、入口側を展示スペースにしています。木工に限らず、陶器やガラス、漆の器も展示しています。

10年ほど前からワークショップも時折開催してきました。お客様との会話で暮らしとものづくりとの距離を感じ始めたのがきっかけでした。町中ですので、ものづくりの場が少ないので仕方ありませんが、その場を見たことがない、生活の中でも刃物を研ぐ習慣がない、そもそも家に工具がないなど。話はそれますが、オール電化でコンロの火も見たことがないと、火を起こした火鉢を見にお子さんを連れてこられたこともありました。

少し原始的なものの成り立ちを知ることで、日々使っているものの背景に目を向けられないかと、木工家の先輩方から知恵をいただきながら、お箸を作るワークショップも刃物を研ぐところから始め、材料の出どころや性格、工具のことなども伝えてきました。 

2年ほど前、モノ・モノさんより低座椅子の販売のお声がけをいただいた時、私の出産と重なりきちんとした展示ができずにおりましたが、このたびようやく「新和風のすすめ」巡回展を名古屋で開催できる運びとなりました。

ちなみに私自身も「トヨさんの椅子」を寝室に置き、低座椅子とともに育児をスタートさせました。授乳時も足を床につけてもたれかかって座ったり、あぐらをかいたりと、低めで広い座面で心地よく過ごしました。そんな私たち日本人の体形や生活様式に合う低座椅子、そしてそれに合うモノ・モノオリジナルのテーブルが並びます。ぜひこの機会に座り心地を試しにお出かけください。

カンナ家具店店主 山本彩子
(イベント告知PDF[383MB]

期間中のイベント

会期中、以下の連動イベントを開催します。お申込みやお問合せは、店舗へ直接おたずねください。

ギャラリートーク

新和風のすすめ

工業化社会にいち早く警鐘を鳴らし、生活技術の回復を説いた工業デザイナー、秋岡芳夫。彼の最晩年の著作から住まいや家具に関する言葉をご紹介します。また、低座椅子の生まれた背景についてもお話しします。来場者には写真の書籍『新和風のすすめ』をもれなく進呈します。

『新和風のすすめ』復刊記念トークイベント
~秋岡芳夫が唱える「一机多用」の暮らし~

※満席となりました。現在キャンセル待ちの受付中です。
10月2日(土)10:00~11:30 定員8名程度(予約制)
参加費:無料
講師:菅村大全(モノ・モノ主宰)、笠原嘉人(家具デザイナー)
※新型コロナウイルスの拡大状況によって、中止となることがあります。

木工ワークショップ

ミニチュア椅子

高さ15cmの小さな椅子を木槌と接着剤を使って組み立てます。フレームが完成したら、オイルを塗り、カラーリボンを使って座面を編みます。完成した椅子はお子さんの人形遊びやスマートフォンのスタンドとして使えます。材料は埼玉・三富地区のコナラを使用します。広葉樹や椅子にまつわる話もあり、木の家具の背景を学ぶことができます。講師は家具デザイナーの笠原嘉人さんがつとめます。

里山の木でつくる「ミニチュア椅子」
10月2日(土) 13:00~15:00
定員4名(予約制・小学生以上) 参加費4,400円(税込)
※新型コロナウイルスの拡大状況によって、中止となることがあります。

開催場所

愛知県名古屋市東区相生町14-1
地下鉄桜通線・高岳駅 徒歩20分

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