芦屋市の家具店「Jクオリア」で、モノ・モノの低座椅子をテーマとした企画展「新和風のすすめ」が開催されます。期間中は、秋岡芳夫の「男の椅子」をはじめ、モノ・モノの家具が全点展示されます。近くにお住まいの方は、この機会に低座ダイニングの居心地のよさをぜひ体験してみてください。
店主からのメッセージ
当店は、木を知る材木屋が2004年にプロデュースして誕生しました。
本物の木の肌触り、木と関わる作り手さんのモノ作りを丁寧に伝えています。特に木とモノの「質感」を大切にし、日々の暮らしの中で心地いい家具をご提案するよう心がけております。
店を構え、全国の工房を訪ねて職人さんや木工作家さん、家具デザイナーさんと出会い熱く語り合う中で、工業デザイナーとしてご活躍された秋岡芳夫さんのお名前と当時の「グループモノ・モノ」の活動の軌跡に出会いました。
そしてこのたび、秋岡さんの理念を受け継ぐモノ・モノさんからご縁をいただき、兵庫県の芦屋という地で、秋岡さんが唱える「一机多用(いっきたよう)」を取り入れた、暮らしの中の低座椅子を体感できる展示会を開催いたします。この機会に、実際に低座椅子の座り心地や暮らし方に触れていただきたいと思います。
昭和から令和へと受け継がれた秋岡芳夫さんの想いとカタチを、今回展示する椅子やテーブルを通じて、私たちの住まいに心地いい暮らしを持っていただけたらうれしいです。ギャラリートークやワークショップにもぜひご参加ください。
木と工房家具 Jクオリア店主 松下哲也
(イベント告知PDF[383MB])
期間中のイベント
会期中、以下の連動イベントを開催します。お申込みやお問合せは、店舗へ直接おたずねください。
ギャラリートーク
工業化社会にいち早く警鐘を鳴らし、生活技術の回復を説いた工業デザイナー、秋岡芳夫。彼の最晩年の著作から住まいや家具に関する言葉をご紹介します。また、低座椅子の生まれた背景についてもお話しします。来場者には写真の文庫本をもれなく進呈します。
『新和風のすすめ』復刊記念トークイベント
~秋岡芳夫が唱える「一机多用」の暮らし~
※満席となりました。現在キャンセル待ちの受付中です。
5月8日(土)15:00~17:00
5月23日(日)15:00~17:00 定員10名程度(予約制)
参加費:無料 ご予約された方に書籍『新和風のすすめ』を進呈します)
講師:菅村大全(モノ・モノ主宰)、笠原嘉人(家具デザイナー)、三澤文子(建築家)
※新型コロナウイルスの拡大状況によって、中止となることがあります。
木工ワークショップ
高さ15cmの小さな椅子を組み立てます。フレームが完成したら、オイルを塗り、カラーリボンを使って座面を編み込みます。完成した椅子はお子さんの人形遊びやスマートフォンスタンドとして使えます。材料は埼玉・三富地区のコナラを使用します。広葉樹や椅子にまつわる話もあり、木の家具の背景を学ぶことができます。
里山の木でつくる「ミニチュア椅子」
5月9日(日) 13:00~15:00
5月23日(日) 10:00〜12:00
定員4名(予約制・小学生以上) 参加費4,400円(税込)
※新型コロナウイルスの拡大状況によって、中止となることがあります。
※本ワークショップは中止となりました。なにとぞご容赦ください。
開催場所
兵庫県芦屋市茶屋之町10-7-1F
阪神電鉄本線・芦屋駅 徒歩8分