秋岡芳夫が総合監修をつとめた熊本県伝統工芸館開館40周年記念として、モノ・モノが長年提案してきた低座椅子の体験会と、秋岡芳夫とグループモノ・モノの歩みをふり返る資料展示を行います。また、関連イベントとしてクラフトバイヤーの日野明子さんによる手仕事の生活道具の展示即売、書籍『杉でつくる家具』の資料展示やワークショップも同時開催します。
期間中のイベント
「低座の椅子と暮らしの道具」展、「杉のDIYデザイン」展という2つの企画展に加えて、関連セミナーやワークショップも開催します。お申込みやお問合せは、熊本県伝統工芸館へおたずねください。
※新型コロナウイルスの感染拡大状況によって、イベントが中止となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
「低座の椅子と暮らしの道具」展
2020年より全国の家具店を巡回してきた低座椅子の体験会「新和風のすすめ」を熊本県ではじめて開催します。期間中は秋岡芳夫の「男の椅子」や豊口克平の「トヨさんの椅子」をはじめ、モノ・モノの家具が全種類展示されます。近隣にお住まいの方は、この機会に低座ダイニングの居心地のよさをぜひ体験してみてください。(会場:1F展示フロア)
<ギャラリートーク>
「秋岡芳夫が唱える“一机多用”の暮らし」
工業化社会にいち早く警鐘を鳴らし、生活技術の回復を説いた工業デザイナー、秋岡芳夫。彼の最晩年の著作から住まいや家具に関する言葉をご紹介します。また、低座椅子の生まれた背景についてもお話しします。来場者には写真の書籍『増補版・割りばしから車まで』をもれなく進呈します。
日時:8月6日(土)14:00~15:00
定員:15名程度
参加費:無料
講師:菅村大全(モノ・モノ主宰)
会場:1F工房
日野明子「暮らしの道具セレクション」
秋岡芳夫の教え子で、作り手と売り手をつなぐ「ひとり問屋」の日野明子さんがセレクトした、手仕事の生活道具を100点余り展示即売します。8月2日(火)には日野明子さんによるセミナー「食器の買い方・選び方・使い方」も開催。セミナー参加者には書籍『増補版・割りばしから車まで』をもれなく進呈します。(会場:1F展示室)
<ギャラリートーク>
「食器の買い方・選び方・使い方」
日時:8月2日(火)14:00~15:30
定員:15名程度
参加費:無料
講師:日野明子(クラフトバイヤー)
会場:1F工房
「杉のDIYデザイン」展
『杉でつくる家具』は、1953年に発行された『アイディアを生かした家庭の工作』から木製家具24作品をピックアップし、現代の視点でリメイクしたDIY本です。
図面作成を手がけたのは、KAKデザイングループの工業デザイナーたち(秋岡芳夫・河潤之介・金子至)。ホームセンターも電動工具もなかった時代に、昔ながらの大工道具と建築用材だけで作れるように設計された、ミニマルで機能的なDIY家具を展示します。(会場:1F展示フロア)
<ワークショップ>
書籍『杉でつくる家具』公式ワークショップ
本館内1階工房で、書籍『杉でつくる家具』掲載の「筋交いの効いた2WAYスツール」を製作するワークショップを開催します。
講座では「杉の話」「ノコギリの基本テクニック」「墨付けの方法」などを学んだ後、昔ながらの大工道具だけで杉の腰掛けを作ります。講師は公式インストラクターの大沼勇樹さん。受講生には書籍『増補版・割りばしから車まで』をもれなく進呈します。
日時:8月11日(木・祝)13:00~17:00
定員:12名(予約制・小学生以上)
※満席となりました。現在キャンセル待ちを受付中です。
参加費:11,000円(税込)
講師:大沼勇樹(DIY デザイナー)
会場:1F工房
開催場所
〒186-0001 熊本県熊本市中央区千葉城町3-35