仙台市・くらし座 「新和風のすすめ」 巡回展開催のお知らせ

宮城県仙台市のくらし座で、「モノ・モノの低座椅子」をテーマとした巡回展『新和風のすすめ』が2020年12月4日(金)~2021年1月12日(火)まで開催されます。

主催
くらし座
開催日時
2020年12月4日(金)~2021年1月12日(火) 10:00~19:00 ※木曜日定休、12月29日(火)~1月3日(日)休業
開催場所
〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2-19-9 クリスタルパレス本町ビル東3F
お問合わせ
022-395-7616
くらし座

宮城県仙台市のインテリアショップ「くらし座」で企画展「新和風のすすめ」が開催されます。期間中は、秋岡芳夫の「男の椅子」をはじめ、モノ・モノの低座椅子が全点が展示されます。お近くにお住まいの方は、この機会にぜひ低座ダイニングの居心地をお試しください。

店主からのメッセージ

忘れもしない1997年4月18日の朝、デンマーク大使館主催の建築、福祉、家具インテリアの研修会中、コペンハーゲンにて秋岡芳夫さんの訃報に接しました。あれから20数年の歳月が流れ、このたび、ご縁があり12月4日から約1ヶ月間にわたり、モノ・モノの家具の巡回展を開催する運びとなりました。

デザインという行為の中に人間の尊厳を重んじ高い社会意識をもって活躍した秋岡氏の姿勢は、かつて北欧の小国で起きたデザイン運動を成功へと導いたリーダーたちの姿と重なります。そこには覚めた目と温かな人間愛が溢れ単なるプロダクトデザインに収まらず、地域コミュニティデザインまで行われました。今も日本各地で大きな恩恵を受けその多くが代替わりしながらも引き継がれております。

今回はその中でも暮らしのデザインに焦点を合わせ、秋岡が提案した「一机多用」の暮らしをわかりやすく丁寧に解説をさせてもらいながら、体感していただきます。

かつて日本の暮らし方の知恵であった「一室多用」や「一器多用」からつながった秋岡氏のアイデアは、戦後の日本に怒涛のごとく押し寄せた西洋文化に流されることなく、自国の風土を尊重した上での家庭内国際化の提案であり、洋式の食卓とは一線を画する、腰掛けとテーブルとの関係でした。試座していただくと、日本人のDNAが呼び覚まされることを実感されること間違いなしです。

仙台は秋岡氏が東北工業大学の教授だった時代に拠点とした街の一つでもあります。また工藝指導所の所在地でもあったということもあり、くらし座としましても大変張り切っております。当時、秋岡芳夫の魅力に心惹かれ行動を共にした若者たちは、いまや団塊世代となられました。幸運にも秋岡氏ゆかりの皆様のご協力をいただきながら、地元ならではのたくさんの気づきある催しが出来たらと思っております。皆様のご来場を心よりお待ちしております。 (くらし座主宰・大村正)
>イベント告知PDF

期間中のイベント

会期中、以下の連動イベントを開催します。お申込みやお問合せは、くらし座へ直接おたずねください。

ギャラリートーク

秋岡芳夫「新和風のすすめ」

※政府の緊急事態宣言発令間近のため、本イベントは中止となりました。
工業化社会にいち早く警鐘を鳴らし、生活文化の見直しを説いた異能の工業デザイナー、秋岡芳夫。彼の最晩年の著作から住まいや家具に関する言葉をご紹介します。モノ・モノ主宰の菅村大全と家具デザイナーの笠原嘉人が登壇します。新型コロナウイルスの感染拡大状況によって、中止になることもございます。あらかじめご了承ください。

『新和風のすすめ』復刊記念トークイベント
~秋岡芳夫が唱える「一机多用」の暮らしとは~

1月10日(日)14:00~15:30 予約制・定員8名・参加費無料

木工ワークショップ

ワークショップ

ケヤキやビワなど身近な雑木を小刀や彫刻刀で削ってジャムスプーンを作ります。ワークショップ終了後はくらし座の大村店長による淹れたてのコーヒーを飲みながら、参加者同士のおしゃべりをお楽しみください。仙台市在住の木工家、鈴木尚子さんが講師をつとめます。

書籍『どんな木も生かす山村クラフト』連動企画
身近な木で「ジャムスプーン」を作ろう

12月12日(土) 第1部 10:00~12:00、第2部 14:00~16:00
予約制・定員各回4名 参加費3,300円(税込)
※本イベントは終了しました。

開催場所

宮城県仙台市青葉区本町2-19-9 クリスタルパレス本町ビル東3F
地下鉄南北線・勾当台公園駅 徒歩5分

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