「モノ・モノの金継ぎ教室」2024年第2期募集のお知らせ

2019年秋に開講し、好評いただいている「モノ・モノの金継ぎ教室」7回目の受講生を募集します。講師は浄法寺漆研究の第一人者で、日本工芸会正会員の町田俊一先生。漆の特性を専門家に学びつつ、正統派の技法を習得できます。定員4名、先着順のお申込みとさせていただきます。

主催
モノ・モノ
開催日時
3月9日(土)、 3月23日(土)、 4月6日(土)、 4月20日(土) 全4回 14:00~17:00
開催場所
コミノバ中野駅前レンタルスペース 東京都中野区中野2-12-12 中野勧業ビル301
参加方法
本ページ下部のカートボタンから募集は終了しました
参加費
27,500円(税込)全4回・定員4名
お問合わせ
03-3384-2652(モノ・モノ)
金継ぎ

2019年秋に開講し、好評いただいている「モノ・モノの金継ぎ教室」7回目の受講生を募集します。ひとくちに「金継ぎ教室」といっても、レベルや修復法はさまざまです。本漆を使った本格的な連続講座もあれば、合成樹脂を使った1日だけの体験教室もあります。モノ・モノの金継ぎ教室は前者です。漆のことを知り尽くした専門家による全4回のコースでじっくりと学べます。

講座概要

日程(全4回) 3月9日(土)、 3月23日(土)、 4月6日(土)、 4月20日(土)
時間14:00~17:00
定員4名(先着順)募集は終了しました
受講料全4回 27,500円(税込) ※道具代は含まれていません(希望者には販売)。
申込締切日2月25日(日)

講座内容

1回目 : 金継ぎの手順解説、道具の説明、下準備
2回目 : 割れの接着、欠け埋め部への下地つけ
3回目 : 割れ欠けの下地調整と漆の下塗り
4回目 : 下塗り研磨、上塗りと粉蒔き

講師略歴

町田俊一さん

町田俊一(まちだ・としかず)

漆芸家

1951年東京都生まれ。千葉大学工学部工業意匠学科(現・デザイン学科)卒業。同大学大学院修了。在学中に漆芸家の音丸香氏(人間国宝・音丸耕堂の長男)に師事。1978~2012年まで岩手県工業技術センター勤務。在職中に「浄法寺漆器の復興」に関する論文で博士号を取得。産地振興と浄法寺生漆の活用に関する研究を長年行う。同センター企画デザイン部長、理事を歴任した後、2012年に退職。2014年岩手県盛岡市に町田俊一漆芸研究所を設立。2019年岩手県八幡平市へ工房を移設。日本工芸会正会員。角川学芸出版『漆工辞典』執筆メンバー。
ホームページ:http://lakka.craft-jp.com/

講師からのメッセージ

長い間使ってきた器は、その価格にかかわらず、使う人にとって大切なものであり、そんな器が漆によってまたよみがえるのはささやかな、でもとても大きなよろこびです。そのよろこびをもっと多くの人とわかち合いたいと思い、住まいのある岩手だけでなく、東京でも講座を開設することにしました。

漆は2000年以上前から使われ続けている、すばらしい天然の塗料で、採取方法から塗装法まで伝統的な技法が確立されています。今回の講座では、伝統的な技術の一端にも触れていただきたいと思い、本漆を使用し、漆器づくりの技術、材料、道具を用いて金継ぎを行います。

漆は硬化に時間がかかるため、じれったく感じることもあるかもしれませんが、愛用してきた器がまたよみがります。また、講座では漆と漆器に対する正しい知識を身につけていただき、陶磁器だけでなく、漆器の魅力にも触れるきっかけとなればうれしく思います。

前回の金継ぎ教室の様子
陶磁器だけでなく、漆器の簡単な補修方法も学べるのが本講座の魅力。

金継ぎ道具販売のご案内

金継ぎはただ単に割れや欠けを接着するだけでなく、その部分に金や銀の粉を付けて美しく補修する技術で、割れた部分を削り、接着し、金の部分がきれいに見えるように下地をつけ、研磨し、漆を塗ってその部分に金属粉を蒔きつけます。本講座でははじめて金継ぎを楽しむ方のために、道具セット(税込13,200円)を販売します。ご希望の方は下記お申込みフォームで金継ぎ道具を「購入する」をご選択ください。道具一式をすでにお持ちの方は購入不要です。

セット内容:生漆/蒔絵粉(金、銀消し粉)/砥の粉/ベンガラ/木粉/トクサ/小麦粉/ベラ(樹脂製)/面相筆/あしらい毛棒/定盤(ガラス板)/絵皿/テレピン(薄め液)/菜種油/ろ紙/カッターナイフ/サンドペーパー(#400,#800,#1500)/真綿/スポイト2点/マスキングテープ/スプーン/爪楊枝/ニトリル手袋/専用収納箱
※品物は初回の講座日にお渡しします。

金継ぎ道具セットの内容。
urujyuの金継ぎ道具セットを使用しています。写真の道具のほかにテレピン、カッターナイフ、ヤスリが付属します。写真提供:urujyu

ご注意

・全回参加いただける方のお申込みを優先します。やむなく欠席される場合は、卒業生向けの単発講座(開催時期未定)に振替可能です。また遅れた分の作業を講師に代行してもらうことも可能です。
・漆の取り扱い方法、付着したときの対処方法も学んでもらい、作業時は手袋を着用しますが、体質によってかぶれる方がいます。漆のかぶれに関して当教室では責任を負いかねますので、なにとぞご了承ください。

会場

コミノバ中野駅前レンタルスペース(モノ・モノから徒歩1分)
〒164-0001 東京都中野区中野2-12-12 中野勧業ビル301

お申込み方法

・本講座は前払い制です。お支払いはモノ・モノが運営するオンラインショップ「低座の椅子と暮らしの道具店」で承ります。金継ぎ道具セットを「購入する」「しない」をプルダウンメニューで選択した後、「カートに入れる」ボタンをクリックして、決済画面へお進みください。お支払い方法はクレジットカード決済・銀行振込がご利用いただけます。銀行振込の場合は入金確認をもって申込み完了となりますので、ご注意ください。
・申込締切日(2024/2/25)以降のお客様都合によるキャンセルはお受けできません。

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