神田武蔵・村瀬恭平 2人展「樹を纏う」開催のお知らせ

東京都立川市で木製の眼鏡を手作りしている神田武蔵さんと、岐阜県高山市で木の造形作品を制作している村瀬恭平さんの2人展が、10月18日(金)から10月20日(日)の3日間、モノ・モノで開催されます。

主催
63mokko
開催日時
2019年10/18(金)12:00~18:00、10/19(土)10:00~18:00 10/20(日)10:00〜16:00
開催場所
モノ・モノ (アクセス情報)
お問合わせ
info@63mokko.com
神田武蔵・村瀬恭平 2人展「樹を纏う展」

森林たくみ塾(飛騨高山の木工職人養成所)の卒業生による2人展が、10月18日(金)から10月20日(日)の3日間、モノ・モノで開催されます。神田武蔵さんは、東京都立川市で木製のオーダーメイド眼鏡を作っています。村瀬恭平さんは、岐阜県高山市で木の造形作品を制作しています。会場内には村瀬さんが手がけた造形作品を展示、フルオーダーの木製眼鏡を神田さんにじっくりと相談しながらあつらえることができます。なお本展はレンタルスペースのイベントため、お問い合わせは出展者へ直接お願いします。

ギャラリートーク

何を思って制作しているのか、作り手から生の声をお届けします。眼鏡のオーダー関するご質問もお答えします。お気軽にいらしてください。

開催日10月20日(日)
時間13:00〜14:00(参加無料・予約不要)

木製眼鏡
眼鏡のフレームデザインは約30種類、素材は約20種類の樹種から選ぶことができる。レンズ、サイズオーダーも可能。

出展者からのメッセージ

装う道具としてそのスタイルを楽しむ、自然素材を肌に触れて心地よさを感じる、それが木製眼鏡の魅力だと思います。

私はつねづね「使い手の日々の生活を彩る道具になるように」と想いを込めながら眼鏡を製作しています。樹種や形をお選びいただき、自分だけの眼鏡にもなります。心が膨らむ眼鏡に出会えることを願っています。

本展のタイトル「樹を纏う(まとう)」は、私の仕事のテーマでもあります。今回はじめて展示会の名前にしたことで、仕事の意味をあらためて考えています。木のモノを身に着けるということは、木のモノを使うということと少し心の持ちようが違うのかなと思ってみたり…。

今回ゲストに迎えた村瀬氏は木の本質を探究しており、彼の作るモノは「あなたはどう思う?」とそっと心の中に語りかけてくるようです。 そんな2人の展示会をお楽しみいただけると幸いです。(神田武蔵)

神田武蔵さん

神田武蔵(かんだ・むさし)

眼鏡職人

1982年東京都生まれ。工学院大学工学部建築学科卒業。木造住宅(構造設計)の仕事を経て、2011年に森林たくみ塾入塾。小木工品や家具製作を2年間学ぶ。2013年に独立し、東京都立川市に「63mokko」を設立。フルオーダーの木製眼鏡を中心にアクセサリーやフォトフレームなども製作する。

ウェブサイト:http://www.63mokko.com/

神田さんが作る眼鏡は丁番を除く全てのパーツが木製。
神田さんが作る眼鏡はビスを除く全てのパーツが木製。細かい加工は手工具で行う。

神田さんとは、2年間、岐阜県の高山市にて、ともに家具作りを学びました。その後、制作活動をはじめようと思うも「何かを作り出すためには、考えるよりも感じることの方が大切」(映画「燃えよドラゴン」の一節)だと思い直し、木という素材に慣れるため、製材所で働きはじめました。

毎日毎日木に触れ、その重さとか硬さとか匂いとか。どうやったら木が割れるのか、反るのか、虫に食われるのか、腐るのか、とか。 ひたすら観察しながら学んでいます。人が何かを食べたり眠ったりするのと同じ感覚でモノが作れたらいいなと思います。(村瀬恭平)

村瀬恭平さん

村瀬恭平(むらせ・きょうへい)

木工作家

1983年愛知県生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。2013年より岐阜県高山市内にある製材所に勤務するかたわら、木の造形作品や家具、器などを製作している。

村瀬さんの作品
写真左:”stacking cube”2017、写真右:”ladder”2018
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