2019年3月にグラフィック社から出版された書籍『杉でつくる家具』の出版記念イベントとして、 戦後黎明期の工業デザイン事務所 KAKデザイングループ(秋岡芳夫/河潤之介/金子至)が考案した杉のDIY家具と関連資料を展示します。
新刊『杉でつくる家具』、持ち帰り可能な杉のスツールキットなどを「暮らしのかたち」で販売するほか、5Fフロアの特設会場で書籍に掲載した家具全点を展示します。また、東京の杉で作るスツールのワークショップや、杉を使うDIYのコツを指南するトークイベントも開催予定です。
少ない材料や予算で制作するDIY 家具は、作り上げる悦びや愛着、そして暮らしの豊かさをもたらします。 日本人に最も⾝近な木材・杉を使って、あなたも家具づくりにトライしてみませんか。
※展示内容は変更になる場合がございます。ご了承ください。
連動企画
東京の杉を使って2WAY スツールを作ろう
東京の杉(多摩産材)を使い、スツールにもサイドテーブルにもなる「2WAYスツール」を、ノコギリをやドライバーを使って作るワークショップです。
杉を使った日曜大工の魅力
「杉でつくる家具」掲載の作品全点を実際に制作した木工デザイナーが、杉とノコギリを使った家具作りのコツを伝授するトークイベントです。 終了後は日曜大工に関するお悩み相談も受け付けます。
『杉でつくる家具』とは
『杉でつくる家具』とは、1953年に発行された『アイディアを生かした家庭の工作』から木製家具24作品をピックアップし、現代の視点で編集したDIY書籍。図面作成を手がけのは、KAKデザイングループのメンバー3人(秋岡芳夫・河潤之介・金子至)。ホームセンターも電動工具もなかった時代に、ノコギリと建築材(貫板やベニヤ板)を駆使し、ミニマルで機能的なDIY家具を提案。原著出版当時は、KAKによる日曜大工の講座がテレビや婦人雑誌で企画されるなど、主婦を中心に好評を博した。