NHKカルチャーは、NHK文化センターが運営するカルチャースクールです。全国40か所以降に教室がありますが、近年は美術館など外部のスペースで行う出張講座も開催されています。
今回はモノ・モノを会場に暮らしの道具のお手入れに関するセミナーが開催されます。講師は『台所道具を一生ものにする手入れ術』の著者で、クラフトバイヤーの日野明子先生。漆器、鉄瓶、曲げわっぱの弁当箱、和包丁など、お手入れをすれば長くつきあえる日本の生活道具を紹介。現物を見ながら正しいメンテナンスの方法が学べます。また全国の産地を巡っている日野先生ならではの、作り手にまつわる貴重なエピソードもお話しいただく予定です。
講師からのメッセージ
暮らしを豊かにするうつわと道具。それらの現場に行き、作り手に会うために、仕事を見つけています。今回は「ちょっと扱いずらい」と思われがちな漆器を中心に、鉄器や、竹、ステンレスの道具などのお話を、作る現場の写真を交えて、お話いたします。会場は、講師が大学時代の教授で、大いに影響を受けた秋岡芳夫さんがつくった伝説の場所「モノ・モノ」です。
講師プロフィール
日野明子(ひの・あきこ)
スタジオ木瓜代表
1967年神奈川県生まれ。共立女子大学家政学部生活美術学科卒業。在学中の指導教官は秋岡芳夫。松屋商事勤務を経て1999年に独立、生活雑貨の問屋業を個人ではじめる。著書に『うつわの手帖1』『うつわの手帖2』(ともにラトルズ)、『台所道具を一生ものにする手入れ術』(誠文堂新光社)がある。