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11月16日(木)|秩父銘仙協同組合主催「秩父銘仙展」開催のお知らせ
埼玉県秩父市の伝統的織物、秩父銘仙の合同展示会が、11月16日(木)から11月19日(日)までモノ・モノを会場に開催されます。秩父銘仙協同組合に所属する6軒の織元が手がけた反物や秩父銘仙を使った服飾雑貨に加え、研修生の作品も展示します。展示品はすべて購入いただけます。お取引の商談も受け付けております。ぜひご来場ください。
ご挨拶
秩父の絹織物は、長い間、秩父地域の発展と人々の生活を支えてきた伝統的な産業です。鎌倉時代の根小屋絹は「裏地は根小屋」と評価され京都、関西の織物問屋など、消費は全国に広がりました。
時は進み、江戸時代の庶民の間では、秩父委の太織りは「鬼秩父」呼ばれ、粋で堅固な絹織物として江戸っ子の心を捉えていました。明治時代には、解し(ほぐし)捺染の技術が開発され、秩父銘仙は足利、桐生、伊勢崎、八王子と共に関東の五大産地として日本の繊維が経済を牽引していた時代もあります。
しかし、昭和に入り第二次大戦後、生活様式の変化により織物の需要が激減してしまいます。日常で着物を着る人が少なくなり、秩父銘仙はその生産量を減らしていくことになります。
産地が縮小するなかで、秩父銘仙は平成25年(2013)に国の伝統工芸品に指定されました。現在、海外のデザイナーが注目する、大正ロマン、昭和モダンなデザインにより「銘仙」にふたたび注目が集まるようになりました。しかし、銘仙に限らず伝統工芸の産地では販売に苦しむ状況が続いています。
本展示会場のモノ・モノは、工業デザイナーの故・秋岡芳夫氏が創設した、作り手と使い手を結ぶコミュニケーションの場であり、今回、ご厚意により、使用させていただくことになりました。展示では秩父銘仙協同組合、関連織元から広く製品を集めるとともに秩父銘仙育成講座の研修生の製品もあわせて展示いたします。従来の呉服問屋。百貨店の皆様かわWeb関連、通販関係者まで広く情報提供させていただいております。皆様のご来場をお願いしてご案内を申し上げます。
秩父銘仙協同組合理事長 野澤功一
秩父銘仙の詳細は同組合が運営する秩父銘仙館のホームページをごらんください。
http://www.meisenkan.com/
開催日時
11月16日(木)〜11月19日(日) 10:00〜18:30
※16日(木)は15:00にオープン、19日(日)は16:00にクローズします。
出展者情報
浅見織物
出展作品:銘仙反物・銘仙帽子・ストール
http://www7b.biglobe.ne.jp/~orimono/
新啓織物
出展作品:銘仙着物(仕立てあがり)・銘仙反物・ストール・小物
作家在廊日:16,17日は新井園恵氏、18,19日は新井教央氏。
https://www.arakei.com/
石塚工房
出展作品:太織ストール
https://ishizukakobo.jimdo.com/
寺内織物
出展作品:ストール・ネクタイ・小物
ハンドウィーバー・マグネティック・ポール
出展作品:太織着物(仕立てあがり)
作家在廊日:11月16日(木)12:00~18:30
http://magneticpole.jp/
逸見織物
出展作品:銘仙着物(仕立てあがり)・銘仙反物・小物
http://www.henmiorimono.com/
秩父銘仙後継者育成事業研修生コーナー
出展作品:彫り型紙・銘仙反物・小物
場所
モノ・モノ
〒164-0001 東京都中野区中野2-12-5 メゾンリラ104
JR・地下鉄東西線 中野駅南口から徒歩3分
アクセス情報