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12月2日(土)|「産地とデザイン会議2017・漆」開催のお知らせ
ものづくりの現状について当事者の声を聞き、産地とデザインのあるべき姿や未来について話しあう「産地とデザイン会議」。本年度2回目のトークイベントが11月4日(土)17:00からモノ・モノを会場に開催されます。ただいま先着順で予約を承っています。※すでに定員となりました。
産地とデザイン会議とは…
産地とデザイン会議は、2012年、2013年、2014年の過去3回、東京・六本木のAXISで開催しました。全国からのべ300人以上の方々に参加いただき、話し合ってきましたが、そこでは次のような問題点が見えてきました。
・昔ながらのやり方では、伝統技術を大切にした産地のものづくりは成り立ちにくい時代になってきている。
・地域の状況、インターネット、流通などの変化をどう捉え、どのように動けばいいのか。
・デザインの必要性は求められているものの、それぞれの産地やそれぞれの企業はどのように取り組んでいけばよいのか。
・産地とものづくりに取り組んでいる行政、デザイナー、プロデューサー、バイヤーなどがどう連携していけばうまくいくのか。
これら以外にもさまざまな立場からさまざまな意見や発言がありました。今後もこうした問題意識や取り組みの方法を共有できるような情報交換や交流を進めることで、産地のものづくりやデザインを支援していきたいと考えています。そこで2016年からは素材ごとにテーマをもうけ、産地の活動を聞くことから始める連続会議を行っています。2016年度は木工、陶磁器、繊維をテーマに開催しました。
会場は、かつて産地のものづくりに尽力された工業デザイナーの秋岡芳夫さんが創設した東京・中野の「モノ・モノ」をお借りすることができました。会場の都合で、20名だけの小さな会議となりますが、その分、密度の濃い会議を期待しています。申し込み順に受付け、定員になり次第、締め切りますので、あらかじめご了承ください。
産地とデザイン会議実行委員会
影山和則 中野照子 萩原修 古庄良匡 吉川友紀子
www.sanchi-design.jp
第2回 開催テーマ:漆
11月2日(土) 17:00-19:00(16:30受付開始、19:30から会場内で懇親会)
日本の伝統的な工芸品として世界にも知られる漆。80年代以降、デザイナーが関与することも増えて、現代の生活と漆の関係が再構築されてきました。この回では、挽きものを得意とする石川県・山中の産地の特徴を活かして、デザイナーとともに新たなブランドを立ち上げ、積極的に展開する我戸幹男商店代表の我戸正幸さん、そして、岩手県工業技術センターで長く地域に関わり、現在では盛岡市で漆芸家として活動している町田俊一さんのおふたりに、漆と産地のこれからの展望についてお話を伺います。
ゲストプロフィール
我戸 正幸(がと・まさゆき)
石川・山中温泉 (株)我戸幹男商店 代表取締役
1975年、石川県山中温泉生まれ。
20歳で上京、全国の漆器を扱う消費地問屋に就職し学ぶ。2004年、家業の(株)我戸幹男商店に入社。商品企画担当としてさまざまなデザイナーを起用し、500点を超える商品を開発。2010年にグッドデザイン賞中小企業長官賞を始め、海外のデザイン賞も受賞。山中漆器を評価される。
我戸幹男商店は、1908(明治41)年に我戸木工所として創業。木地師の理念を受け継ぎ、近年では高い轆轤技術とデザイナーとのコラボで実用性と芸術性を併せ持つ漆器を多く開発している。
http://www.gatomikio.jp
町田俊一(まちだ・としかず)
岩手・ 盛岡 漆芸家、町田俊一漆芸研究所 lakka Puu代表
1951年東京生まれ。
75年、千葉大学工学部工業意匠学科卒業後、同大学院在学中に漆芸家・音丸香氏に師事。78年から2012年まで岩手県工業技術センターに勤務。その間、2004年に浄法寺の漆器産業復興に関する研究で博士号取得。
12年に開設した町田俊一漆芸研究所 lakka Puuでは、浄法寺産漆を自家精製して使用、丈夫で使いやすい暮らしの器、人の手肌にやさしい身のまわりの道具をつくり販売している。
http://lakka.craft-jp.com
参加費
税込3,500円(懇親会費含む)
場所
モノ・モノ
〒164-0001 東京都中野区中野2-12-5 メゾンリラ104
JR・地下鉄東西線 中野駅南口から徒歩3分
アクセス情報
お申込み先
※すでに定員となりました。
参加希望の方は11月29日(水)までに、産地とデザイン会議のホームページからお申込みください。(モノ・モノ経由でのお申込みはお受けしていません)。定員20人に達した場合は締め切らさせていただきます。
お申込みフォーム
http://www.sanchi-design.jp/sanchioubo.html
産地とデザイン会議・実行委員会事務局 担当:中野照子(アトリエ苫人)
電話 03-3469-0845
tomato@mercury.plala.or.jp