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10月14日(土)|「産地とデザイン会議2017・金属」開催のお知らせ
ものづくりの現状について当事者の声を聞き、産地とデザインのあるべき姿や未来について話しあう「産地とデザイン会議」。本年度1回目のトークイベントが10月14日(土)17:00からモノ・モノを会場に開催されます。ただいま先着順で予約を承っています。
産地とデザイン会議とは…
産地とデザイン会議は、2012年、2013年、2014年の過去3回、東京・六本木のAXISで開催しました。全国からのべ300人以上の方々に参加いただき、話し合ってきましたが、そこでは次のような問題点が見えてきました。
・昔ながらのやり方では、伝統技術を大切にした産地のものづくりは成り立ちにくい時代になってきている。
・地域の状況、インターネット、流通などの変化をどう捉え、どのように動けばいいのか。
・デザインの必要性は求められているものの、それぞれの産地やそれぞれの企業はどのように取り組んでいけばよいのか。
・産地とものづくりに取り組んでいる行政、デザイナー、プロデューサー、バイヤーなどがどう連携していけばうまくいくのか。
これら以外にもさまざまな立場からさまざまな意見や発言がありました。今後もこうした問題意識や取り組みの方法を共有できるような情報交換や交流を進めることで、産地のものづくりやデザインを支援していきたいと考えています。そこで2016年からは素材ごとにテーマをもうけ、産地の活動を聞くことから始める連続会議を行っています。2016年度は木工、陶磁器、繊維をテーマに開催しました。
会場は、かつて産地のものづくりに尽力された工業デザイナーの秋岡芳夫さんが創設した東京・中野の「モノ・モノ」をお借りすることができました。会場の都合で、20名だけの小さな会議となりますが、その分、密度の濃い会議を期待しています。申し込み順に受付け、定員になり次第、締め切りますので、あらかじめご了承ください。
産地とデザイン会議実行委員会
影山和則 中野照子 萩原修 古庄良匡 吉川友紀子
www.sanchi-design.jp
※イメージ写真提供:MGNET
第1回 開催テーマ:金属
10月14日(土) 17:00-19:00(16:30受付開始、19:30から会場内で懇親会)
富山県高岡市と新潟県燕三条。日本全体から言えば近くにある金属の産地ですが、その成り立ちと内容は大きく違います。この回は、長く富山県のデザイン振興にたずさわり、海外も見据えた広い視野で、高岡という産地と多くのデザイナーをつないできたデザインディレクターの桐山登士樹さん。そして新潟県燕市の実家・武田金型製作所で新たなブランドを立ち上げ、さらに金属産地である地域全体を多くの人に知らせる試み「燕三条 工場の祭典」の実行委員長として活躍する武田修美さんのおふたりから、それそれの産地の特徴や現在の動き、デザインとの関わりについてお話を伺います。
ゲストプロフィール
桐山登士樹(きりやま・としき)
富山 デザインディレクター (株)TRUNK代表取締役
1988年デザインを核としてビジネススキームを打ち立てたデザインドゥタンク、株式会社TRUNKを設立。以後、デザイン展、ミラノ・サローネでの大手企業のブランディングをプロデュース、ミラノ万博日本館プロデューサー、地域リソースの再構築、ミラノ、パリ、フランクフルト、台北等で海外販路開拓等を担っている。現在、同社デザインディレクター、富山県総合デザインセンター所長、富山県美術館副館長を兼任。
武田修美(たけだ・おさみ)
新潟・燕三条「工場の祭典」実行委員長 (株)MGNET代表取締役
1980年、新潟県燕市生まれ。2005年、家業の武田金型製作所に入社。製品ブランド「mgn」を設立。2011年、子会社として株式会社MGNETを設立し、代表取締役に就任。翌年、東京にも拠点を置き、地域資源活用事業を推進。15年には経済産業省主催「The Wonder 500TM」に選定される。発足から関わる「工場の祭典」では、17年から5代目実行委員長に就任。
参加費
税込3,500円(懇親会費含む)
場所
モノ・モノ
〒164-0001 東京都中野区中野2-12-5 メゾンリラ104
JR・地下鉄東西線 中野駅南口から徒歩3分
アクセス情報
お申込み先
参加希望の方は10月9日(月)までに、産地とデザイン会議のホームページからお申込みください。(モノ・モノ経由でのお申込みはお受けしていません)。定員20人に達した場合は締め切らさせていただきます。
お申込みフォーム
http://www.sanchi-design.jp/sanchioubo.html
産地とデザイン会議・実行委員会事務局 担当:中野照子(アトリエ苫人)
電話 03-3469-0845
tomato@mercury.plala.or.jp