お知らせ

2016.05

Crafter主催「工房の経営学」セミナーを開催します

生業としての手仕事を考える雑誌、『Crafter』主催の第1回セミナーが東京・中野のモノ・モノで開催されます。

テーマは「工房の人材育成術」。講師はCrafter Vol.3に登場した岡本拓也さん(45歳)。東京・浅草橋の工房で8名のスタッフを率い、ハイクオリティーな革小物やバッグを制作しています。

スタッフは20〜40代が中心。なんと全員がもの作りの未経験者。岡本さんは面接時に適性を見抜き、それぞれのスタッフの個性や働き方にあわせた柔軟な指導を行い、短期間で作り手を育て、任せる仕組みを構築しています。

ちなみに岡本さんの前職は、大手進学塾の講師。自他ともに認める人気講師だったそうで、その手腕を買われ、本社へ異動。退職前は人事部で新たに採用する講師の面接や新人教育を行っていたそうです。

そんな人がなぜもの作りの世界へ転向したのか。岡本さんの波瀾万丈の人生も興味深いところですが、今回のセミナーでは「新人を起用し、チームで工房型のもの作りを進めるためのノウハウ」を余すことなく語っていただきます。

「将来、人を雇って仕事の規模を大きくしたい」と思っている意欲的な作り手だけでなく、「そろそろ自分の技術を若い人に伝え、残す時期にきた」と思っているベテランの作り手にもおすすめしたい内容です。

◎講師紹介
岡本拓也(おかもとたくや)皮革工芸家、T・MBH代表
1970年神奈川県生まれ。明治大学理工学部卒業後、大手進学塾で講師や人材育成を担当。在職中に独学でレザークラフトをはじめる。2006年に起業。2010年に株式会社TAKUYA MADE BY HAND (T・MBH)を設立。8名の職人を率い、高級皮革を使った紳士雑貨を制作する。ホームページ:http://takuya-mbh.jp/

岡本さんのインタビュー記事(Crafter Vol.3より抜粋)
https://monomono.jp/pdf/V3_20-21_0520.pdf

◎Crafter(クラフター)とは…
工芸家、クラフト作家に向けた情報誌として2014年に6月に創刊。モノ・モノ主宰の菅村大全が編集発行人を兼任。
特設ウェブサイト:https://www.iichi.com/special/crafter

◎開催日時
6月9日(木) 19:30-21:30  ※終了後に1時間ほどの懇親会を予定(参加費無料)。

◎受講料
税込4,500円(1ドリンク・軽食つき)

◎募集枠
18名(先着順)

◎申込み方法

本イベントは終了しました。