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|9月11日(日)|「陶芸家のためのセラミックデザイン談義」開催のお知らせ
「単に食べやすいだけでは、いい器(うつわ)とはいえない。食器は、それで食事をする人だけでなく、運ぶ人、洗う人、片付ける人、みんなにとって使いやすいのが、”いい器”なのだ」「使いやすさを決めるのは、体と器の関係寸法、器同士の関係寸法、動作と器の関わり方、その他いろいろ」といったのは、モノ・モノ創設者の秋岡芳夫でした。(新潮社・食器の買い方選び方より)
今回のトークイベントは、モノ・モノで行われる「九州クラフトデザイン展・東京」の一環として開催するものです。対象者はロクロで制作している陶芸家(もしくはその卵)と、食器のデザインに興味のプロダクトデザイナー。ゲストは白山陶器デザイン室部長の阪本やすきさんと、陶芸家でクラフトデザイナーの長谷川武雄さん。聞き手はクラフトや地場産業にくわしいバイヤーで、うつわ関連の著作もある日野明子さんです。
「うつわとデザイン」「うつわと機能」について、少しまじめに考えてみたいと思っている作り手の参加をお待ちしています。
開催日時
9月11日(日) 14:00~16:00
※終了後に希望者による懇親会を開催予定
参加費・定員
1000円(税込) 先着順20名
ゲストプロフィール
阪本やすき(さかもと・やすき)
1948年大阪府生まれ。白山陶器株式会社デザイン室部長。金沢美術工芸大学・産業美術学科工業デザイン専攻卒業。森正洋の作品に感銘を受け、1971年に白山陶器に入社。デザイン室に配属され、森氏の指導を受ける。1983年陶磁器デザインコンペティション‘83で金賞受賞を皮切りに数々の公募展で入賞を果たす。グッドデザイン賞の受賞歴も多数。
長谷川武雄(はせがわ・たけお)
1949年長崎県生まれ。長谷川陶磁器工房代表。武蔵野美術短期大学卒業後、1974年に諫早市で開窯。日本クラフトデザイン協会やクラフトセンタージャパンの理事を歴任。現在は九州クラフトデザイン協会理事長、佐賀県立窯業大学特別講師をつとめ、若手の育成にも力を注ぐ。九州クラフトデザイン展、日本クラフト展、国際コンペの受賞歴多数。
司会者プロフィール
日野明子(ひの・あきこ)
1967年神奈川県生まれ。スタジオ木瓜代表。共立女子大学家政学部生活美術学科卒業。在学中の指導教官は秋岡芳夫。松屋商事勤務を経て1999年に独立、フリーの問屋業をはじめる。著書に『うつわの手帖1』『うつわの手帖2』(ともにラトルズ)、『台所道具を一生ものにする手入れ術』(誠文堂新光社)がある。
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