スペースたかもり「輪島キリモトの職人技 」開催のお知らせ

東京・茗荷谷の漆器専門ギャラリー「スペースたかもり」で、「輪島キリモトの職人技—何も塗らない美しさ」展が開催されます。無塗装の白木の器や入れ物のほか、木目を生かした拭き漆の塗物などが展示販売されます。

主催
スペースたかもり
開催日時
2019年9月12日(木)~9月14日(土)、9月19日(木)~9月21日(土)
12:00~18:00(土曜日は17:00まで)
在廊日:9/12~14(桐本泰一)、9/19~21(桐本滉平)
開催場所
スペースたかもり  東京都文京区小石川5-3-15 一幸庵ビル302
お問合わせ
03-3817-0654
輪島キリモトの職人技 『何も塗らない美しさ』

店主からのメッセージ

桐本泰一さんとの出会いは30年ほど前。木や漆のことを熱く語る桐本青年は、漆器産地・輪島の「朴(ほう)木地屋・桐本木工所」の3代目でした。彼に教えられたことの一つが、淡黄色の翌檜(あすなろ)、灰緑色の朴の素のままの美しさ。その後、私は桐本木工所を訪れる度ごとに、それらの木々を扱う職人衆の見事な手技に引き込まれていきます。何も塗らない木地の楚々とした姿、清々しい香りにも…。

平成16年(2004)、ブランド「輪島キリモト」を立ち上げ、木と漆の総合創作に一層力が入れられます。が、私の中ではやっぱり、朴木地屋ならではの木の仕事がNo.1。今展も素のままのものや、木地を生かした塗りのものが中心です。

ワークショップの素材も翌檜の板。担当の桐本滉平さんは、泰一さんの長男で、昨年、キリモトに加わった20代です。打ち合わせに出向いた工房で、へぎ板作りのワークショップを望んだ私に「僕もやってみたかった」と即答。そして職人さんの知恵も借りて、初めての方でも作業しやすい方法を見つけてくれました。キリモト独自の木地を、お好みの漆塗りに仕上げるオーダーもお受けします。久し振りのキリモト展です。様々お楽しみ下さいませ。(店主・高森寛子)

会期中のイベント

桐本滉平さんによる「翌檜(あすなろ)のへぎ板作り」ワークショップ

開催日9月15日(日)
時間(1)11:00~13:00 (2)15:00~17:00
定員各10名・予約制
参加費5,000円(税込)
場所スペースたかもり

材料は、割っただけの翌檜の薄板を使用します。サイズは約33cm×17cm。板のささくれを手で取り除いた後、へぎ目の凹凸を生かしながら、紙ヤスリでなだらかに磨いて仕上げます。あなただけのへぎ板が完成したら、翌檜の葉を敷き、一幸庵の和菓子をのせて初使いしてみましょう。塗装(拭き漆)希望の方は、輪島キリモトの職人が有料でお受けします。参加希望の方は、9月6日(金)以降、03-3817-0654(スペースたかもり・TEL&FAX)へご連絡ください。折り返し資料を郵送します。

へぎ板の素材
へぎ板の素材

開催場所

スペースたかもり 東京都文京区小石川5-3-15 一幸庵ビル302
東京メトロ・丸ノ内線 茗荷谷駅から徒歩3分

関連する記事
RELATED ARTICLES

記事の一覧へ