
店主からのメッセージ
お待ちかね、2年ぶりの仁城展です。ご紹介の中心は椀、鉢、皿、盆など定番の数々。栃や栗材による普段使いの器たちです。
仁城さんのもの作りは、もう何十年も同じサイクルで続けられています。1~2月に板から木型を取る。3月は粗挽き。4~6月が木地の仕上げ。7~9月に必要最低限の漆を施す。完成品の展示販売会は10~11月。仁城さんは、これを「行商」と称し、各地の展示会場をせっせと巡ります。
逸景さんの仕事の進め方も、師である父・義勝さんと似ていますが、若者らしい自由さも少し加わっているように思います。仁城父子ならではの、身にも心にも優しい木の器に触れながら、器談義も存分にお楽しみ下さい。(店主・高森寛子)
開催場所
スペースたかもり 東京都文京区小石川5-3-15 一幸庵ビル302
東京メトロ・丸ノ内線 茗荷谷駅から徒歩3分