スペースたかもり「髹漆・水口咲 普段使いの漆の器」開催のお知らせ

東京・茗荷谷の漆器専門ギャラリー「スペースたかもり」で、「髹漆・水口咲 普段使いの漆の器」展が9月18日(火)から9月26日(水)まで開催されます。飯椀を中心に、麺類がいただける大椀、おでんの取り皿にもなる平椀、小菓子盆など水口さんの定番や新作が展示されます。(※髹漆(きゅうしつ):漆を塗ること。下地から上塗りまでの工程がある。)

主催
スペースたかもり
開催日時
2018/9/18(火)~9/22(土)、9/25(火)~9/26(水) 12:00〜18:00(最終日は16:00終了)
作家在廊日:9/18(火)~22(土)
開催場所
スペースたかもり  東京都文京区小石川5-3-15 一幸庵ビル302
お問合わせ
03-3817-0654
スペースたかもり「髹漆・水口咲 普段使いの漆の器」
写真左から平椀・黒塗椀(手前)、洗朱大椀(奥)、乙女椀。(盆、おひつ、しゃもじは水口作品ではありません)

店主からのメッセージ

水口咲さんは、伝統工芸の世界で活動している人です。“伝統工芸”と“普段使い”は、どうも繋(つな)げにくい、というのが正直なところです。が、私は咲さんの器をすんなり“普段使い”の仲間に入れています。これは多分、20年余り前、初めて会ったときに聞いた咲さんの夢物語が印象的だったせいでしょう。
「日本の旬の食材をシンプルに調理する、普段の食事のための漆の器を作りたい」。その後、彼女は輪島漆芸技術研修所で学び、更に、小森邦衞氏(人間国宝)に師事して技に磨きをかけ、日本伝統工芸展などの公募展で入選・入賞を重ねます。その作品はキリッとした形と、柔らかくしっとりした塗り肌が魅力。肌合いの美しさは、漆塗りの工程中、特に研ぎを大切にする仕事が生み出すのでしょう。
2010年の初個展以来、久し振りのご紹介です。当初の夢を忘れず、自身の体験もふまえて作る咲さんならではの“心地よい普段使いの器”を、どうぞご高覧くださいませ。(店主・高森寛子)

開催場所

スペースたかもり 東京都文京区小石川5-3-15 一幸庵ビル302
東京メトロ・丸ノ内線 茗荷谷駅から徒歩3分

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