スペースたかもり「2018 夏・週末3日展」開催のお知らせ

東京・茗荷谷の漆器専門ギャラリー「スペースたかもり」で、夏の週末3日展「竹内啓子の蔓仕事」が7月26日(木)から8月4日(土)まで開催されます。あけびや山ぶどうを使ったカゴバッグを制作している竹内啓子さんの作品のほか、グラフィックデザイナーの故・柏木江里子さんらによるこぎん刺しの巾着なども展示されます。

主催
スペースたかもり
開催日時
2018/7/26日(木)〜7/28(土)、8/2(木)〜8/4(土) 12:00〜18:00(最終日は16時)
作家在廊日:7/26(木)~28(土)
開催場所
スペースたかもり  東京都文京区小石川5-3-15 一幸庵ビル302
お問合わせ
03-3817-0654
竹内啓子の蔓(つる)仕事/あけび、山ぶどうの手提げ籠他

店主からのメッセージ

竹内啓子展の中心は、あけびや山ぶどう籠(かご)とこぎん刺し、裂き織、革などを組み合わせた「手提げ籠」です。更に蔓(つる)編みの手提げ、角バスケット、小物入れなどなど。
同時に8年前の夏に肺がんで亡くなった、柏木江里子さんの仕事を改めてご紹介します。柏木さんと私が親しく付き合ったのはほんの3~4年。柏木さんが懸命に生きた最後の歳月の大半でもあります。私が当時係わっていた青森県の工芸に、彼女の力を借りたいと望んだのが、ことの始まり。共に作業をし、しばらく後に“大病の宣告”を聞かされます。でも元気。仕事振りも変わりなし。だから個展の約束もいたしました。
柏木さんは、やがて開く個展の準備を開始。すでに作っていた「十二ヶ月の文様」を津軽こぎんの技法で新たに図案化し、それで作る袋物を展示の核にするつもりだったようです。しかし、突然の訃報…。美しい十二枚のこぎん刺しの布が残されたのです。
この“布”、今やっと“袋”に生まれ変わりました。柏木さんを慕う竹内啓子さんが、仲間と共に頑張ってくれたお陰です。“絹紐”の色決めは、最後まで柏木さんを支えたデザイナー・真喜志奈美さんが担って下さいました。ご高覧のほど、お願い申し上げます。(店主・髙森寛子)

開催場所

スペースたかもり 東京都文京区小石川5-3-15 一幸庵ビル302
東京メトロ・丸ノ内線 茗荷谷駅から徒歩3分

関連する記事
RELATED ARTICLES

記事の一覧へ