お知らせ

2016.12

1月29日(日)|トークイベント「海外に学ぶ、木工の可能性」開催のお知らせ

海外との交流に力を入れている木工関係者2人のトークイベントを、1月29日(日)15時からモノ・モノで開催します。ゲストはチェアメイカーの吉野崇裕さんと、岐阜県森林文化アカデミーの久津輪雅さん。吉野さんからはアメリカ東海岸やハワイの木工事情を、久津輪さんからはイギリス、スウェーデンの木工事情を、対談形式でレポートしていただきます。今回のトークイベントのテーマは2つ設定しました。

(1)海外で見てきた、体験してきた、さまざまな木工関係者たちの生き方。それとその社会の木工に対する認知、およびマーケットの状態。
(2)そこから見えてくる日本の作り手の姿。そして海外をヒントにした私たちの可能性と提言。

海外での木工技術習得、公募展出展や展示会視察を検討している方、木工の仕事を通じて国内外に新しい分野や販路を開拓したいと思っている作り手の方、ぜひご参加ください。

講師プロフィール

吉野崇裕(よしの・たかひろ)

吉野崇裕(よしの・たかひろ) 
工房木夢・代表

1958年東京都生まれ。立教大学法学部卒業後、品川職業訓練学校で木工の基礎を学ぶ。洋家具作家の林二郎氏や木工芸家の須田賢司氏を仕事を手伝う。1988年に山梨・河口湖畔に工房兼ショールームを開設。2002年頃より海外の展示会出品や視察をスタート。その後、座禅の要素を採り入れたオーダーメイドの木製家具”Zen Chair”を中心に海外の公募展にも積極的に作品を出品するようになる。イギリス、イタリア、フィンランド、ハワイなどに提携工房があり、みずから考案した「チェアーフィッティング」の普及に努めている。2011-2016年“Hawaii Woodshow”において6回連続受賞。2016年ジョージナカシマ工房のアートコレクションとして“Zen Roundback chair”が収蔵される。同年、木工に関わるすべての人の学び、交わりの場として、“Mt,Fuji School of Fine Woodworking”を設立。
吉野崇裕・ホームページ

久津輪 雅(くつわ・まさし)

久津輪 雅(くつわ・まさし)
岐阜県立森林文化アカデミー・准教授

1967年福岡県出身。筑波大学国際関係学類卒業後、日本放送協会(NHK)に入社。クローズアップ現代などの番組制作を担当。退職後、岐阜県高山市の森林たくみ塾で木工を学ぶ。2001年にイギリスに渡り、5年間家具職人として働く。2006年に岐阜県立森林文化アカデミーに赴任(木工担当)。イギリスで身につけた、生の木を人力の道具で割ったり削ったりして木工品を作る「グリーンウッドワーク」を日本で初めて教育に導入。プロ向けや一般向けの講座を開いたり、誰にでも使いやすい道具を開発したり、海外の木工家たちと交流したりと、幅広い活動を行っている。著書に『ゴッホの椅子-人間国宝・黒田辰秋が愛した椅子。その魅力や歴史、作り方に迫る』(誠文堂新光社)がある。
岐阜県立森林文化アカデミー・ホームページ

講師からのメッセージ

吉野崇裕さん

活動の場を海外に求めるのは楽なことではありません。しかし、自分の活動を客観的に見つめることで価値観が変わり、同じことをしていても、幸福の実感が増し、それが大きな自信となることが精神的利益だと思います。
もう一つの大きなよろこびは、作品の評価が具体的な言葉で返ってくるところでしょう。日本では作品に対する素直な感想を聞くことは意外と難しいのですが、海外ではよいことも、悪いこともストレートに表現してくれます。作品に対し具体的に理解し、言葉で感想を言ってくれるのは、作り手としてとても励みになります。
今、アメリカの独立自営の木工家の数は、おそらく世界一でしょう。それは作り手だけでなく、材木関連、自然保護官、売り手、道具屋、機械製造、ギャラリー、協会、教育者などがすべてよいモノを世に送り出そうと協力し合い、仕組み作りをしてきたからだと感じます。
そんな彼らの活動に参加すると、日本でも、まだまだ多くの可能性があることを知ります。私たちは、先例に学ぶことでもっと多くのことができると信じています。私が体験してきたことを、この機会に皆さんとシェアし、ともに木工の世界を広げてゆければ幸いです。

久津輪雅さん

自分の役割は「つなぐこと」だと思っています。途絶えつつある技術を現在へつなぐこと。身近な自然と暮らしをつなぐこと。そして同じ関心を持つ日本と海外の人をつなぐこと。
グリーンウッドワークに力を入れてきたのは、人が自然とつながるのに最適のツールだと思ったからです。イギリス、アメリカ、スウェーデンの仲間たちから椅子づくりやスプーンづくりを学びました。
生木の木工を深めるうち、日本にもグリーンウッドワークがあったことに気づきます。お椀や杓子、竹細工もそうです。実は海外のグリーンウッドワーカーも、ローカルな技術や文化の再発見から新たな創作を生み出していて、そこにオリジナリティがあるからこそ、グローバルに仲間とつながり刺激しあっています。
私の活動は、必死の思いで(!)やっている面もあります。いま日本の地方はどんどん縮小していますが、海外ではローカルなもの、スローなものから新しいビジネスが生まれています。地方に住む者として、何とか文化を継承したい、雇用を生み出し元気な町であり続けたい。そんな思いからも海外に学び、海外へ発信しています。

開催日

1月29日(日)15:00〜17:00 
※終了後に希望者による懇親会を会場内で開催します。

参加費・定員

500円(税込)
※懇親会への参加は別途500円(税込・ワンドリンクつき)をいただきます。

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